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Andante や Adagio って、何語?

講師の山本です。

楽譜の頭の所に書かれている Andante や Adagio って、何語か知っていますか?

これはほぼイタリア語で書かれています。

それは17~18世紀のヨーロッパの文化の中心はイタリアだったからです。

これらの音楽用語は、作曲家の意図をより正確に伝えるための手段として書かれている非常に重要なキーワードです。

でも、Moderato=中くらいの速さで  Allegro=はやく  と学校では習いましたよね。


中くらいのはやさってどのくらい?? はやくってどれくらい?? 

疑問に思い、困っていらっしゃる方も私だけではないはず・・・。

先日、楽器店に立ち寄ったら、いい本をみつけました!!

その本によると、音楽用語のほとんどが、今もイタリア人の日常で使われている言葉だということで、例えば、

Allegro (アッレーグロ)=“陽気に” “楽しい” “明るい”   であって、 “はやく” ではない~!?

「あの人はとってもアッレーグロな人」と言えば、「とっても陽気な人」になり、「あの人はとってもはやい人」にはならないそうです・・・。

ではなぜ アッレーグロ=はやい という訳になってしまったかというと、陽気で楽しい気分、ドキドキ、ワクワクする時は自然と心地よいスピード感が伴っているはずで、

ですから、Allegro=はやい というイメージが出来上がってしまったということでした。


どうりでモーツァルトのフルート4重奏1楽章のAllegroは、“はやく”というイメージだと吹けないわけだ・・・。

と妙に納得しつつ、目からウロコの本です!!

皆様も是非お手元において、血の通った人間(作曲家)が、その心を一言で表した《音楽用語》に、体温を感じてはいかが?!


これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ
関 孝弘 ラーゴ・マリアンジェラ
全音楽譜出版社 (2006/06/21)